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2006年01月29日

ユミちゃんへ、精神科ドクター最上悠先生からメッセージ

精神科医 最上悠 先生より

すずね所長
ユミさんの相談を拝見させていただきました。 
 
 結論からいうと依存症といってよいとは思います。 
 治療のアプローチとしては他の依存症治療と同様で

行動    いかにSEXへの衝動(行動化)をコントロールするか
認知    その背景にある思考に焦点を当てる
対人関係 本人自身のコミュニケーション能力を高める

 といったアプローチが医学的には有効のように思います。
 聞いているかぎり比較的常識的にふるまえるところが多い方のように思えますので
現段階では、それ以上の治療はとりあえずやりすぎなくても・・・とも伺われるのですが・・・

 特に、このような問題を抱える女性の多くに共通して見られることとして、嫌われたくないといった不安から
言いたいことを上手に伝えられず泣き寝入り癖がある(八方美人で深くない交友関係は
案外多かったりする人はいても)と思いますので、そこをトレーニングする中で
自然にそういった衝動は軽減していく3つ目の方法は有効かもしれません。
 (他のリストカットや買い物症候群、過食といった衝動性障害も同様の治療です) 

 
 今の彼ともこういった大事な問題は共有できていないことはもちろん・・・他にも相談相手も
なかなかおられないところや・・・
 それまでの男性とのおつきあいを見ても、とくに深いコミュニケーションが苦手な
タイプのようですものね。

 また、強迫性や不安、心配性な傾向、焦りや苛々に関しては抗うつ薬を中心と
して使ってみる価値はあると思います。
 これだけでだいぶ楽になる人もいます。

  以前は、こういったSEX依存は何人も診ていたので、あまりに苦しいようであれば
印象としては治療の適応があると思います。

 上記のいずれかのパターンから治療ははじめる価値はありとは思うのですが・・・


 ただ言いにくいのは・・・

 そういった医学モデルを意識して治療をやっているところがどこにあるかは私も把握しきれておらず
ご紹介できないことなんです。
 たぶん、ご紹介したすべてそろえてしっかりとしたレベルでやってくれる治療機関は
私の知る限りないと思います。

 ただ、だからカウンセラーや医者がだめかというのではなく、(正しいやり方か間違っているかは別で)
それぞれの治療者が創意工夫の元にいろいろやっているために把握しきれていないということなのです。

 ですので、無責任のようなのですが、結論としてはカウンセリングもやってくれるような心療内科
などのクリニックを受診してみてはどうか?というところまでになってしまいますね。
   
 あまりお役にたてなくて申し訳ありません。 

 また、ご紹介したようなカウンセリングの具体的なやり方については

拙著 ココロの筋トレ〜ストレスをエネルギーに変えるトレーニング
    最上 悠 (著)にも詳しくご紹介させていただいています。
    参考にしていただければ幸いです。

ココロの筋トレ

投稿者 suzune : 2006年01月29日 10:16